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九州における高標高地の森林植生に対するニホンジカ食害の発生史とニホンカモシカへの影響

はじめに

ニホンジカ(以下、シカ:Cervus nippon)による自然植生および人工林への食害は、2000年を超えるころから顕著になった。しかし、その変化はすでに1970年代から徐々に始まっていたことを知る人は少ない。筆者は1975年から宮崎県に住むことになり、ニホンカモシカ(以下、カモシカ:Capricornus crispus)やニホンザル(Macaca fuscata)、シカ、その他の野生動物の生態...